例えばセンサ「A-213E-01-1-TC1-ASP」、計測器本体「HD-1200E」を使用し、150℃の総合許容差を求める場合、
センサ許容差:
0℃~333℃まで±2.5℃なので、±2.5℃になります。
計測器本体許容差=測定精度+基準接点補償精度
測定精度は±(150℃×0.0005+0.2℃)となり、±0.275℃、四捨五入で±0.3℃になります。
基準接点補償精度は計測器本体環境が25℃±10℃環境において±0.2℃なので、±0.2℃になります。
ここまででセンサ許容差±2.5℃、計測器本体関連許容差が±0.5℃になるのですが、
HDシリーズは出荷時に値が計測器本体許容差の値内に入るよう個体ごとに微調整しているため、実際には±0.3℃となります。
従いまして「A-213E-01-1-TC1-ASP」と「HD-1200E」の150℃の総合許容差:
センサ許容差±2.5℃+計測器本体関連許容差±0.3℃=±2.8℃となります。
※計測器本体環境が25℃±10℃環境を外れたときは、温度係数補正を加える必要があります。