Q6 温度センサの耐久性はどのように規定していますか?

静止表面用センサの耐久性

弊社では、静止表面用センサの耐久性評価を「繰り返し耐久性試験」にて行っております。繰り返し耐久性試験は300℃(使用温度限界が300℃以下のセンサの場合は、その限界温度)の平滑な金属表面に機械的に繰り返し接触させた時、許容差内にて温度計測できた回数を評価します。

移動・回転表面用センサの耐久性

移動・回転表面用センサの耐久性評価は、移動・回転の速度、温度、温度測定する表面の状態(粗さ)等により大きく異なるため、難しくなります。そこで、200m/分で移動する200℃の平滑な金属表面を、許容差内にて温度計測できた時間を評価します。

内部温度・空気温用センサ

内部・空気温用センサは、正しくご使用いただいた場合にほとんど消耗しませんが、構造上、繊細にできているため、むしろ破損による事故が心配されます。このため、比較的丈夫にできていて、劣化の少ない場合をBとして分類しています。

 

記号

静止表面用センサ

移動・回転表面用センサ

内部・空気温用センサ

A

5万回以上
(A形シリーズは7.5万回以上)

1500時間以上

B

1万回以上

1000時間以上

1年以上

C

数千回以上

500時間以上

半年以上

D

数千回以下

500時間以下

半年以下

S

構造が特殊なため、評価できないセンサ

*センサの耐久性は、使用条件により大きく異なります。上記表や製品詳細ページに記載しています。
A・B・C・D・Sの耐久性ランクはそれぞれのセンサを正しく使用した場合の寿命目安となります。