Q12 熱電対センサと熱電対計測器本体の間に異種金属を入れると、なぜ誤差が発生するのですか?

熱電対は計測器本体接合部まですべて含めて温度センサとなります。
従って間を銅線などで繋いだりすると温度誤差の要因になります。
例えば熱電対に接点A、Bを設けそれぞれの温度が50℃、75℃だった場合、
熱電対は温度差がある接点ごとに温度を測定します。

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熱接点の100℃と接点Aの50℃の温度差の「50℃」、接点Aの50℃と接点Bの75℃の温度差の「-25℃」、接点Bの75℃と基準接点の0℃の温度差の「75℃」。
これらが加算されて100℃と測定されます。(分かり易いように基準接点の温度は0℃とします。)

これが異種金属(銅線等)が接点Aと接点Bの間に介在した場合、

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接点Aと接点Bの間で起電力が発生しないので、熱接点と接点Aの温度差の「50℃」と接点Bと基準接点の温度差の「75℃」を加算した125℃としか測定されません。
この発生しない起電力が誤差要因となります。
これは例えば銅製の端子台を用いていたり、銅製のY端子を用いていたりした場合でも原理的には起きますので注意が必要です。

熱電対を繋げる際はスポット溶接か熱電対製のジョイント部品で繋いでください。